「天創堂ではたらく未来の仲間へ」~5年先の未来からの手紙~

「天創堂ではたらく未来の仲間へ」
2023年10月14日
今日は改めて伝えたいことがあり、手紙を書きました。毎日一緒に働いているのに手紙を書くのは、なんだか照れ臭いですね!天創堂は今年で13周年を迎えます。そこで改めてメンバーの一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたいと思い、手紙を書くことにしました。
企業の生存率は、10年で6%と言われるほど過酷な環境です。ただ続けるだけでなく、成長をし続ける事はさらに困難な事。そんな中で13期連続の増収を達成できたのは、各メンバーが個性と主体性を発揮し、頑張ってくれた成果のお陰だと、心から感謝しています。一緒に目標に向かって頑張ってくれて、本当にありがとうございます。みんなと一緒に働けること、成長を実現し続けられていることが本当に嬉しく、誇りに思っています。
入社してくれた2018年は、地震に台風と自然災害が多く発生し、観光需要も大打撃を受け、本当に厳しい状況でした。ですが、今振り返るとまさにあの危機がチャンスのはじまりでした。
「ご当地ブランドライセンス事業」は、通天閣のビリケンさんや大阪マラソンのライセンス事務局として、ライセンス管理・商品化・販売の事業を行っていましたが、その後に新たなご当地ライセンスの契約を結ぶことができました。さらに大手メーカーとの商品開発や、大手量販店でのローカライズ戦略が成功し、会社の知名度も上がり、売上も大きく拡大しました。
いつでも、どこでも物が買える便利な時代になったからこそ、そこでしか買えない希少価値のある商品や、ご当地ならではの商品が価値を帯びて感じられるようになってきたのだと思っています。
「インバウンド土産物卸事業」は、全国の土産物を発掘して小売店に卸していましたが、あの災害を機にインバウンド市場をテストマーケットとして捉え、海外へ輸出をする事業を伸ばしていきました。現在では海外での売上が、会社全体の売上比率の3割を占めるまで成長しました。
自然災害が多く、影響を受けやすい事業だからこそ、「しっかり海外にも基盤を作って、どんな時にもぶれない会社を創っていこう!」と、あなたをはじめメンバーみんなの決意が、今日の天創堂を創っているのだと僕は確信しています。
これから天創堂が歩む5年は、『日本の文化』を一つのコンテンツとして捉え、体験型催事を海外で展開していきたいと考えています。例えば、海外のショッピングモールで、日本の縁日を再現し、金魚すくいや射的、盆踊りなどの日本の伝統を楽しんでもらうような催事や、お相撲さんが餅つきをして、舞妓さんがお茶を入れてくれるようなイベント。
さらにそこに来ていただいたお客様が日本のご当地商品やお土産を購入でき、陶芸体験した商品が後日自宅に届く…思い出だけでなく品物を手にすることで、日本に行ったことがある人は懐かしく、行った事がない人はぐっと日本を身近に、感じてくれるはずです。
これから天創堂は日本でもなかなか見られない『新しい消費のカタチ』を創造していきたいと思っています。ご当地ブランドを通して、世界中の人にもっと感動を届けたい。日本の文化を僕らの手で海外向けに、さらに発展させていきましょう!
入社してくれた2018年、あなたは20代でしたが、今では30代ですね!初めて会った日が、まるで昨日のことのように懐かしいです。本当にあっという間の5年間でした。人生は一度きり、巻き戻しはききません。同じように過ぎていくなら、後悔のないようにワクワクするようなチャレンジをしていきましょう。
5年前に入社を決意してくれて、今日まで一緒に天創堂を創ってくれて本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします!
代表取締役 粕井 健次






